ミニ・レビュー
卓越した技巧をもつピアニストで、アイディアに富んだ編曲家でもあるノアック。ブラームスからヤナーチェク、シマノフスキ、コミタスまで収め、一見統一感のない選曲でありながら、編曲と配置の妙により、見事な統一感を生み出している。全体を通して“うた”にあふれ、さまざまな語り口の演奏が楽しめる。
収録曲
01イギリス民俗音楽編曲集〜第19番 岸辺のモリー/第18番 騎士と羊飼いの娘 (グレインジャー)
02ドイツ民謡集WoO.33〜第30番 私の思いのすべては/第31番 あそこの牧場に一軒の家が建っている/第7番 グンヒルデ/第34番 どうやって門から入ろうか? (ブラームス/ノアック編)
03「3つのロシアの歌」op.41〜第3番 (ラフマニノフ/ノアック編)
04アルメニア舞曲集〜第2番 エランギ/第5番 シュシキ (コミタス)
05スレッター (ノルウェーの農民舞曲)op.72〜第14番 ヴォッセヴァンゲンのトロルの婚礼行列/第6番 ガンガル/第4番 妖精の丘のハリング (グリーグ)
06トレギエの風笛の旋律にもとづく5つの変奏曲 (ラドミロー/ノアック編)
07ワルツ集D.145 (シューベルト)
08ラシュスコ舞曲集〜第2番 祝福の踊り/第5番 チェラデンスキー (ヤナーチェク/ノアック編)
09イベリア舞曲 (セビリアでの五月の一夜) (ホアキン・ニン)
104つのポーランド舞曲〜マズルカ/クラコヴィアク/オベレク (シマノフスキ)
11タランテッラop.44〜第6番 (マルトゥッチ/ノアック編)