ミニ・レビュー
デビュー25周年記念は、ヴァラエティに富んだ内容。キャリアの中で磨き上げた音色をたっぷりと聴かせてくれるのが嬉しい。豪華な共演者たちも注目だが、中でも編曲も手がけた加藤昌則の、柔軟で表現力の豊かなピアノが聴きもの。温かい気持ちにしてくれる美しい仕上がりだ。
ガイドコメント
フルーティスト山形由美のセルフ・プロデュース第2弾作品。2011年にデビュー25周年を迎え、さまざまな経験を積んだ彼女が“愛”をテーマにうたい上げた楽曲を収録。ひとつひとつの音を大事に紡いだメッセージ集だ。
収録曲
01星のセレナーデ (シャミナード)
02「歌の翼に」による幻想曲 (メンデルスゾーン、シュテックメスト)
03愛の夢 (リスト)
04口づけ (トスティ)
05どうか吹いておくれ (ドナウディ)
06トスカ・ファンタジー (加藤昌則)
07ただ憧れを知るものだけが (チャイコフスキー)
08「ドリーム・パイプNo.1」〜マリア・イン・マイ・マインド (ウィーター)
09「ドリーム・パイプNo.1」〜ハイヒール (ウィーター)
10オブリビオン (ピアソラ)
11アマポーラ (ラカジェ)
12ビー・マイ・ラブ (ブロドツキー)
13「3つの聖歌 愛・信仰・希望」〜愛 (ロッシーニ)
演奏
山形由美(FL) (1)〜(7)(12)(13)加藤昌則(P) (8)〜(11)(13)庄村清志(G) (10)(13)古澤巌(VN)