ミニ・レビュー
うっとりするほど美しく、苦しくなるほど切ないフェイクが響いた瞬間、一気にひきつけられる。通産17枚目となるシングルは、抑制の利いたR&Bビートをベースにしたラブ・ソング。繊細なエモーションとダイナミックなグルーヴを兼ね備えたヴォーカルが素晴らしい。
ガイドコメント
BMGジャパン復帰第1弾となる2007年7月発表のシングル。クールなR&Bサウンドが魅力のラブ・ソングで、聴くほどに味わいが増す彼女らしいナンバー。カップリングにはコーセーのCMソングとなった壮大なバラード曲を収録。
収録曲
01ANY LOVE
失うものは何もない、ただひたすらまっすぐに愛してほしい……。そんな純粋な思いが伝わってくるミディアム・チューン。現代的なR&Bマナーに則ったサウンド・メイクと濃く強いエモーションを放つヴォーカルがゆったりと溶け合う。
02そばにいて...
デリケートな響きを持つピアノの向こうから聴こえてくる、美しく繊細なフェイク。MISIAのヴォーカルの魅力、技術の高さをたっぷりと堪能できるピアノ・バラード。特にサビのメロディが放つシックなヴァイブレーションは、出色の出来だ。