ミニ・レビュー
ブラジルのギター音楽に題材を統一した大萩の通算8作目となる作品。情緒ある表現力を武器にロボスからジョビンまでフレーズがよく歌っている奥行きあるプレイを聴かせる。ベルギー人ギタリストのボリス・ガケールとの二重奏も数曲で聴くことができる。
ガイドコメント
大萩康司の7枚目となるソロ・アルバムは、キューバからブラジルへとカラーを移動。巨匠ヴィラ=ロボスをはじめとして、ジョビン、ジスモンティ、アサドなどが参加し、ジャンルも軽く超えたブラジル一色の作品だ。
収録曲
01水とワイン (ジスモンティ/アサド編)
02アクアレル (アサド)
03映画「夏の庭」〜夢 (アサド)
04変奏曲〜アントン・ウェーベルンの思い出に (ジスモンティ)
055つの前奏曲 (ヴィラ=ロボス)
06映画「夏の庭」〜思いで (アサド)
07バイレファンク (ガケール)
08チェック-メイト (ガケール)
09イパネマの娘 (ジョビン、モライス/ルビーニョ編)