ミニ・レビュー
モンテネグロ出身の注目の新鋭・ミロシュ。3枚目のアルバムでは、ロドリーゴとファリャにフォーカスを当てる。スペインの民俗的な色彩を抑え、作品の幻想性や古雅な味わいをデリケートな筆致でフワリと描き出している。セガンの率いるロンドン・フィルの爽やかなバックアップも特筆もの。
ガイドコメント
甘いマスクと美しい音色で世界中を魅了するギタリスト、ミロシュの3枚目のアルバム。最も愛されているギター作品といわれる「アランフエス協奏曲」をはじめ、6作品を収録。ネゼ=セガンと組んで、ロマンティックな演奏を響かせている。
収録曲
01アランフエス協奏曲 (ロドリーゴ)
02クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌 (ファリャ/ルーウィン編)
03「三角帽子」〜粉屋の踊り (ファリャ/ルーウィン編)
04祈りと踊り (ロドリーゴ)
05ある貴神のための幻想曲 (ロドリーゴ)
06アルハンブラの想い出dedicated to「思い出のマーニー」 (タレガ)
演奏
ミロシュ(G) (1)(5)ヤニック・ネゼ=セガン指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音
(1)〜(5)2013.8,9 (6)2014.2