収録曲
01Introduction〜STORM〜
02A・RA・SHI
彼らにとってダンス・ナンバーを歌うことはごく自然な表現スタイルなのだろう。バレーボールのワールド・カップ応援ソングとして、テンポやメロディ、サウンドなどが万人受けしそうな親切さでまとめられている。
03DANGAN-LINER
「これでもか!」というぐらいのインパクトで聴き手の耳をグッとつかむ、その強引さには敬服してしまうが、若さと勢いが炸裂しているこのサウンドこそ、彼らの世代に共通する感覚なのかもしれない。
04SUNRISE日本
この曲に代表されるように、彼らの歌詞を聴いて感心してしまうのは、その語呂の上手さ。思わず口ずさんでしまうようなフレーズは、サザンあたりに近いのかもしれない。人気が出るのも当然なわけだ。
05サワレナイ
R&Bのマイナー・テイストを歌謡曲的な歌の世界で表現した雰囲気の曲。もちろん彼らの基本であるダンス・フレイヴァーもあって、ちゃんと踊ることができる。複合的なセンスを表現できるセンスに脱帽。
06感謝カンゲキ雨嵐
曲のイントロでラップを披露するのは、もはや彼らの特徴といってもいい。ペット・ショップ・ボーイズあたりを思わせるディスコ調サウンドにわかりやすいメロディがのった曲で、彼らの十八番のような世界だ。
07愛と勇気とチェリーパイ
こういうシンプルなバラードも、みんなで歌えば怖くない。メンバーそれぞれが持っている声質を結集して、独特の雰囲気を醸し出している。こういう曲を聴いていると、きっと心の優しい連中だろうなと思ってしまう。
08Deepな冒険
SMAPのさわやかなシングル・ナンバーあたりに近い雰囲気を持った曲。そういった先輩たちにもひけをとらないほど、ポップスとしての完成度も高い。これがさらに成熟したら、すごいことになるかも。
09helpless
70年代ソウルを思わせるコーラスなどが、ゴスペル・グループにも匹敵するぐらい凝った曲調なので、とてもアイドルが歌っているとは思えない。ハーモニーもかなり複雑で、これを歌いこなす彼らも大したもの。
10On Sunday
若者の何気ない日常を応援するような歌詞の世界は、やはり彼らの得意とするところだ。若者の代弁者的な存在として、そのポジションを確固たるものにしつつある彼らのキラー・チューン。
11野性を知りたい
たださわやかなだけじゃなく、こんな官能的な世界も歌えることを証明したような曲。といってもそれをストレートに表現することなく、比喩をふんだんに駆使した聴きやすいナンバーに仕上げている。
12アレルギー
サウンド的な遊びがいっぱい入っており、珍しくコメディ・タッチにもチャレンジしたとおぼしき曲。パーティなどでBGMとしてかけると、ちょうどよさそうな雰囲気だ。彼らにはやや異色ともいえるナンバーかも。
13ココロチラリ
14台風ジェネレーション
落ち着いたテンポからいきなり始まる語りのフレーズには驚かずにいられないが、聴き進めていくにしたがって、得意のラップ&さわやかなメロディが交互に現れる展開になっていく。途中のテンポ・アップも新鮮。