ミニ・レビュー
アレンスキー(1861〜1906)はロシアのショパンだ。チャイコフスキーを師に、ラフマニノフを弟子に持つ彼の評価は遅れている。ショパン風の旋律とピアニズムだが、ロシア的なリリシズムがそこはかとなく漂う。「サリ」のような名曲にも出会える魅力的な一点。
収録曲
アレンスキー:
0124の性格的小品〜ワルツop.36-7
02忘れられたリズムに寄せてop.28 (6つの小品)
0324の性格的小品〜アンダンテと変奏ロ長調op.36-23
04カノン形式による6つの小品op.1
056つのカプリス〜カプリス ニ長調op.43-5
06海辺にて (6つのスケッチ)op.52〜第2曲/第3曲/第5曲/第6曲
0724の性格的小品〜「夢」変イ長調op.36-17
084つの小品〜エチュード変ト長調op.25-3