ミニ・レビュー
15世紀のリエージュ楽派にいたとされる、アルノルド&ユーゴー・ド・ランタンの世俗的な歌曲が収められている。中世の楽器を用いる、バティスト・ロマン率いるル・ミロワール・ド・ミュジークの歌唱・演奏が素晴らしい。中世にタイムスリップしてしまいそうな一枚。
収録曲
ユーゴー・ド・ランタン:
01そのかたの愛に捧ぐべく
02ただひとつ、わたしが喜べる望みは
アルノルド・ド・ランタン:
03ああ、この苦しみを隠し通せるだろうか
04どうかわたしを忘れないでください
ユーゴー・ド・ランタン:
05ああ愛しき人、わたしは耐えられるだろうか
アルノルド・ド・ランタン:
06「恋神に仕えることを」によるバス・ダンス
07恋神に仕えることを、誇りといたしましょう
08今日この日、一年の始まりに (恋神に仕えることを)
ユーゴー・ド・ランタン:
09「もはやわたしは歌えまい」による器楽合奏
10モテトゥス「気高き勝利者は/いとめでたく
アルノルド・ド・ランタン:も力強き修道院長」
11「あなたは美しい、わたしの慕う人」による器楽合奏
12あなたは美しい、わたしの慕う人
ユーゴー・ド・ランタン:
13「大いに悩ましい思いで、わたしは」による器楽合奏
14わたしも、慕う女性を喜ばせなくては
アルノルド・ド・ランタン:
15わかってしまったのです、美しい人よ
ユーゴー・ド・ランタン:
16恋ゆえに、わたしは恋する者たちの輪から
アルノルド・ド・ランタン:
17ああ、あわれなわたし-わが貴婦人、女主人よ
ユーゴー・ド・ランタン:
18「わたしには希望もなく」による器楽合奏
19「わたしはあなたに仕える者」による器楽合奏
アルノルド・ド・ランタン:
20わたしがキプロス人になったのです
演奏
バティスト・ロマン(弓奏ヴィエル,バグパイプ,指揮) アンサンブル・ル・ミロワール・ド・ミュジーク