ミニ・レビュー
23歳でスカラ座へ最年少テノール歌手としてデビュー、世界的な活躍を続けるグリゴーロのソロ第2弾。ポップスやミュージカルもこなす才人だが、オペラからカンツォーネまでを集めたこの名曲集ではベルカントの正統的な歌唱で統一。明るくリリックな声を堪能できる。
ガイドコメント
イタリアが誇るテノール歌手、グリゴーロのソニー・クラシカルからの2ndアルバム。オペラ・アリアに加え、彼が愛するイタリア民謡を収録。グリゴーロのクロスオーヴァーな魅力と高い実力が描出された一枚だ。
収録曲
01歌劇「アルバ公爵」〜清らかで美しい天使 (ドニゼッティ)
02歌劇「リゴレット」〜女心の歌 (ヴェルディ)
03歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」〜恋人のやさしい息吹は (モーツァルト)
04歌劇「椿姫」〜乾杯の歌 (ヴェルディ)
05歌劇「トスカ」〜妙なる調和 (プッチーニ)
06歌劇「マルタ」〜夢のように (フロトウ)
07歌劇「アルルの女」〜フェデリコの嘆き (チレア)
08歌劇「フェドーラ」〜愛さずにはいられぬこの思い (ジョルダーノ)
09歌曲集「音楽の夜会」〜ダンス (ロッシーニ)
10帰れソレントへ (クルティス)
11マッティナータ (レオンカヴァルロ)
12世界でただひとり君を愛す (クルティス)
13恋する兵士 (カンニオ)
14忘れな草 (クルティス)
15太陽の国 (ダンニバーレ)
16ローマのギター (ディ・ラザロ)
17カタリ・カタリ (カルディッロ)
18こんな風に生きたい (ダンツィ)
19アリヴェデルチ・ローマ (ラシェル)
20カルーゾ (ダッラ)
演奏
ヴィットリオ・グリゴーロ(T) ピエール・ジョルジョ・モランディ指揮 パルマ・レージョ歌劇場管弦楽団・合唱団