ミニ・レビュー
これは演奏家のアルバムだ。さまざまな曲が収録されているが常に演奏家の手、表現する意識が聴こえてくる。その温度がとても高く、ただ“いろいろな曲を上手に弾きました”というギター・アルバムとは一線を画する。聴いてて疲れちゃうくらいテンションが高いです。
ガイドコメント
幅広いレパートリーでギター音楽のイメージを広げてくれる福田進一初のデュオ・アルバム。共演のフェルナンデスは世界的に活躍しているギタリストで、福田の友人。幅広い曲目が魅力的な1枚だ。
収録曲
01アトム・ハーツ・クラブ・デュオ (吉松隆)
02「どろぼうかささぎ」序曲 (ロッシーニ/ジュリアーニ編)
03トナディーリャ (ロドリーゴ)
04ロンドン交響曲第1楽章〜アダージョとアレグロ (ハイドン/カルッリ編)
05ロシアの想い出 (ソル)
06「旅の思い出」〜入江のざわめき (アルベニス/リョベート編)
07組曲「イベリア」〜エボカシオン (アルベニス/リョベート編)
08スペイン組曲〜カスティーリャ (セギディーリャス) (アルベニス/リョベート編)
09ヒロシマという名の少年 (武満徹)
10リターン・トゥ・アトム・ハーツ・クラブ