ミニ・レビュー
やはり作品というものは、あまりに牧歌的で能天気な時代は別として、それが書かれた当時の諸々の社会情勢を抜きにしては成立せぬものらしい。ここに聴くバツェヴィチの作品からも、そうしたものがヒシヒシ・ピリピリと伝わってくる。音楽をはさんで世情と自己が格闘しているかのよう。
ガイドコメント
ツィマーマンが積極的に紹介している、母国ポーランドの女性作曲家バツェヴィチの室内楽作品集。5年ぶりとなる新譜であり、2006、2009年の来日公演でも披露されたソロ「ピアノ・ソナタ第2番」も収録。注目のアルバムだ。
演奏
クリスティアン・ツィマーマン(P) (1)(3)カヤ・ダンチョフスカ,アガタ・シムチェフスカ(VN) リシャルド・グロブレフスキ(VA) ラファウ・クヴィアトコウスキ(VC)