ミニ・レビュー
音楽ファン注目の若きチェンバリスト、ジャン・ロンドーのソロ・デビュー・アルバム。イタリア協奏曲以外はすべて編曲もの。バッハといえば“原典に忠実に”などと主流派の論客に言われるかもしれないが、彼はバッハの音楽はもっと自由で、多様な表現の可能性がある。それを“イマジン=想像力せよ!”と主張するのだ。
ガイドコメント
2012年のブルージュ国際古楽コンクールのチェンバロ部門で1位を受賞し、ヨーロッパで注目を集めている新星、ジャン・ロンドーのソロ・デビュー・アルバム。ジャズの即興も得意とする彼が、バッハ作品をサイケデリックかつ斬新な切り口で聴かせてくれる。
収録曲
J.S.バッハ:
01組曲ハ短調BWV997
02無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調BWV1003 (ソナタ ニ短調BWV964) (W.F.バッハ編)
03無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004〜シャコンヌ (ブラームス編)
04無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調BWV1013 (デルプラス編)
05イタリア協奏曲ヘ長調BWV971
06無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調BWV1005 (ソナタ ト長調BWV968)〜アダージョ (W.F.バッハ編)