ミニ・レビュー
コープマンの全集は早くも7巻目。ライプツィヒ時代の名曲が並ぶ今回は格別に気合が入っているようだ。67番など傑作を傑作たらしめる集中力の高い秀演。テュルク以外の独唱者が多少弱いのが残念だが、それを補って余りある充実した管弦楽と合唱である。
ガイドコメント
コープマンとアムステルダム・バロックが続けているバッハ・カンタータ集の第7巻。ライプツィヒ時代の教会カンタータの第2集で、人気ベスト3に入る「心と口と行いと命もて」を収録。
収録曲
[Disc 1]
01カンタータ第25番「汝の怒りによりてわが肉体には全きところなく」BWV25
02カンタータ第95番「キリストこそわが生命」BWV95
03カンタータ第144番「おのがものを取りて、行け」BWV144
04カンタータ第67番「死人の中より甦りしイエス・キリストを覚えよ」BWV67
05カンタータ第24番「まじりけなき心」BWV24
[Disc 2]
01カンタータ第136番「神よ、願わくばわれを探りて」BWV136
02カンタータ第184番「待ちこがれし喜びの光」BWV184
03カンタータ第105番「主よ、汝のしもべの審きにかかずらいたもうなかれ」BWV105
04カンタータ第148番「その御名にふさわしき栄光を主に捧げまつれ」BWV148
[Disc 3]
01カンタータ第147番「心と口と行いと生きざまもて」BWV147
02カンタータ第181番「軽佻浮薄なる精神の者ども」BWV181
03カンタータ第173番「高く挙げられし血肉よ」BWV173
04カンタータ第181番「軽佻浮薄なる精神の者ども」BWV181 (付録)
演奏
トン・コープマン指揮 アムステルダム・バロック管弦楽団,アムステルダム・バロック合唱団 リサ・ラーション(S)ボーニャ・バルトス,エリーザベト・フォン・マグヌス(A)デルト・テュルク(T)クラウス・メルテンス(BS)