ミニ・レビュー
《適正(平均)律クラヴィーア曲集》の第1、第2集からそれぞれ第13〜18番をとりあげ、それぞれペダル付きチェンバロとフォルテピアノを使用し響きの可能性を追求した意欲盤。両巻の同じ調の作品を続けて演奏し、修辞学に意識を置いた演奏から、バッハの人間性、宗教観など、多彩な面が見えてくる。★
収録曲
J.S.バッハ:
01適正律クラヴィーア曲集第1集〜第13番嬰へ長調BWV858 (チェンバロによる)
02適正律クラヴィーア曲集第2集〜第13番嬰へ長調BWV882 (フォルテピアノによる)
03適正律クラヴィーア曲集第1集〜第14番嬰へ短調BWV859 (チェンバロによる)
04適正律クラヴィーア曲集第2集〜第14番嬰へ短調BWV883 (フォルテピアノによる)
05適正律クラヴィーア曲集第1集〜第15番ト長調BWV860 (チェンバロによる)
06適正律クラヴィーア曲集第2集〜第15番ト長調BWV884 (フォルテピアノによる)
07適正律クラヴィーア曲集第1集〜第16番ト短調BWV861 (チェンバロによる)
08適正律クラヴィーア曲集第2集〜第16番ト短調BWV885 (フォルテピアノによる)
09適正律クラヴィーア曲集第1集〜第17番変イ長調BWV862 (チェンバロによる)
10適正律クラヴィーア曲集第2集〜第17番変イ長調BWV886 (フォルテピアノによる)
11適正律クラヴィーア曲集第1集〜第18番嬰ト短調BWV863 (チェンバロによる)
12適正律クラヴィーア曲集第2集〜第18番嬰ト短調BWV887 (フォルテピアノによる)
演奏
武久源造((1)(3)(5)(7)(9)(11)HC,(2)(4)(6)(8)(10)(12)HF)