ガイドコメント
デビュー20周年を記念したバラード・セレクション。「薄荷キャンディー」「いのちの最後のひとしずく」「もう君以外愛せない」など、これまでに発表した珠玉のバラード・ナンバーを収録している。
収録曲
01愛のかたまり (M album Ver.)
堂本剛が作詞、堂本光一が作曲、武部聡志が編曲を担当したバラード。幸せいっぱいな物語とは裏腹に切ないメロディを際立てている。優雅なピアノやストリングスの音色と儚げなヴォーカルとのコントラストが美しい。
02むくのはね
玉置浩二が作詞作曲を手がけた、甘くロマンティックな歌詞とドラマティックな展開のサウンドが相まった、まるで映画のようなバラード。マイナー・コードの切なくもの悲しい旋律と情感を込めたヴォーカルに涙腺が緩むこと必至。
03雪白の月
恋人との離別後に初めて幸せの意味を知ったという想いを綴ったバラード。切々と紡ぐようなヴォーカルに寄り添うピアノの音が、心の喪失感を表わしているよう。男性の繊細さを描いた詞が切ない。情感を込めた二人のハーモニーが泣ける。
04青の時代
凛としたピアノの音色ではじまる清々しさと温もりに満ちたバラード。卒業や入学、引っ越しなど、新しいことを始める人生の節目に聴きたい前向きかつ壮大な歌詞が心を奮い立たせてくれる。二人の大らかなヴォーカルも心地よい。
05薄荷キャンディー
松本隆が作詞を手がけた、二人の声をじっくり味わいたいミディアム・バラード。薄荷(はっか)の匂いのように爽快かつ軽快なリズムと夏の終わりの涼風を運んでくるような甘いコーラスが、抜群の心地よさ。登場する恋人のキャラクターが際立っている。
06Anniversary
偶然出会い恋に落ちた女性に向けて切々と胸の内を打ち明ける純度100%のラヴ・ソング。甘い歌詞を乗せた美しいメロディと壮大なストリングス、ふたりだけの“Anniversary”にこの曲を贈られたら女性は号泣必至。
07Family〜ひとつになること
堂本光一が作曲、堂本剛が作曲、吉田建が編曲を手がけたバラード。柔らかく穏やかなストリングスとゴスペル調のコーラスが感動を呼ぶ。ピュアで真っ直ぐな歌詞を乗せた甘美なヴォーカルが響き渡る、ゴージャスな一曲。
08いのちの最後のひとしずく
山下達郎が2011年に発表したアルバム『Ray Of Hope』収録曲のカヴァー。洗練されたシティ・ポップ風のアレンジが出色の楽曲で、“いのちの最後のひとしずく”まであなたを愛してると歌い上げる。艶やかさを湛えたヴォーカルにドキッ。
09Love is...〜いつもそこに君がいたから〜
追いかけっこする2本のアコースティック・ギターが奏でる、優しくうららかなサウンドが印象的。音数が少ない分、二人の美しいハーモニーが際立って聴こえる。普遍的な愛の形を綴った、ハートウォーミングなスロー・バラードだ。
10もう君以外愛せない
「青の時代」なども手がけたcannaが作曲した、ピアノを基調とした壮大なバラード。“もう君だけは離さない”など、これ以上ないシンプルでピュアなメッセージを乗せたエモーショナルなメロディが心に刺さる。
11to Heart
“君への想い”があふれ出すエモーショナルなバラード。息遣いまで聴かせる歌声から、気持ちがこぼれ落ちてくるかのようだ。ヴァイオリンの音色と情感たっぷりのサウンドに乗せて、メロディが星空に舞っていきそうだ。
12停電の夜には-On the night of a blackout-
秋元康が作詞を手がけたドラマティックなR&Bテイストのバラード。まるで映画のように、ロウソクに火を灯す二人きりの恋人たちの姿が頭のなかに浮かんでくる。ヴォーカルに重なる大勢のコーラスが心を揺さぶる。
13銀色 暗号
堂本剛が作詞、堂本光一が作曲、吉田建が編曲を手がけた、誰にも知られぬ愛の合言葉を銀色の暗号にたとえたミディアム・テンポのラヴ・ソング。切なく美しいメロディと二人のコーラスが絡み合い、心に染み込んでくる。