ミニ・レビュー
音楽室になったモジャモジャ頭でしかめっ面のベートーヴェンの肖像画。苦悩の人というイメージとはかけ離れた美しく優しいメロディがこのアルバムにはいっぱいだ。ロマンティストでもあったベートーヴェン。彼の甘く切ない音楽が心に深く語りかける。
ガイドコメント
『バッハ・リラクゼーション』の好評を受け、ヒーリング・クラシックの続編としてモーツァルトとベートーヴェンをコンピレーション。BMGの誇る名演奏で安らげる。
収録曲
ベートーヴェン:
01ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」op.27-2〜第1楽章
02交響曲第2番ニ長調op.36〜第2楽章
03弦楽四重奏曲第13番変ロ長調op.130〜第5楽章 カヴァティーナ
04ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調op.24「春」〜第2楽章
05エリーゼのために
06トリプル・コンチェルト ハ長調op.56〜第2楽章
07ピアノ・ソナタ第8番ハ短調op.31「悲愴」〜第2楽章
08歌劇「フィデリオ」〜第1幕 四重唱「不思議なことに」
09ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調op.31-3〜第3楽章 メヌエット
10セレナーデ ニ長調op.8〜第2楽章
11交響曲第6番ヘ長調op.68「田園」〜第2楽章 小川のほとりの情景
演奏
(1)(5)ネリー・コキノス(P)(2)ギュンター・ヴァント指揮 北ドイツ放送交響楽団(3)東京カルテット(4)ピンカス・ズーカーマン(VN)マルク・ナイクルグ(P)(6)ピンカス・ズーカーマン(VN)ラルフ・キルシュバウム(VC)ジョン・ブラウニング(P)クリストフ・エッシェンバッハ指揮 ロンドン交響楽団(7)ユストゥス・フランツ(P)(8)デボラ・ヴォイト,エリザベト・ノルベルク=シュルツ(S)ミヒャエル・シャーデ(T)マティアス・ヘレ(BS)コリン・デイヴィス指揮 バイエルン放送交響楽団(9)セルゲイ・エーデルマン(P)(10)ジェイムズ・ゴールウェイ(FL)フィリップ・モル(P)(11)アンドレ・プレヴィン指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団