ミニ・レビュー
ベーム&ウィーンpo.の初来日公演ライヴ。ゆったりとしたテンポによる大らかな造形で、木管群のひなびた音色も懐かしい。特に「レオノーレ」序曲は、トリップ(首席fl)が“会心の出来”と呼んだ伝説の演奏。ウィーン・フィル来日が一大事件だった時代の貴重な記録だ。★
ガイドコメント
20世紀を代表する巨匠指揮者、ベームが手兵であるVPOとともに行なった1975年の来日公演の模様を収録。ベートーヴェンの交響曲第4番に加え、日墺両国の国歌など、迫力の演奏をじっくりと味わうことができる。
収録曲
01君が代
02オーストリア国歌
03「レオノーレ」序曲第3番op.72a (ベートーヴェン)
04交響曲第4番変ロ長調op.60 (ベートーヴェン)
05ワルツ「美しく青きドナウ」op.314 (J.シュトラウス2世)
演奏
カール・ベーム指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団