ミニ・レビュー
1番と9番を組み合わせることで、ハイドンから引き継いだ音楽作法を四半世紀の時間をかけて展開し次世代のロマン派に渡していく……ベートーヴェンの仕事の意義と苦悩を聴き手に伝えたい。そんな意図が垣間見える。金聖響がベスト・パートナーのOEKとともに築いた大きな成果だ。
ガイドコメント
金聖響、OEKによるベートーヴェン・シリーズの第5弾。ワーナーとエイベックスの2社にまたがる珍しい全集となる。今回は森麻季ら充実した声楽陣を迎えての待望の第九である。スマートな快演が展開する。
演奏
金聖響指揮 オーケストラ・アンサンブル金沢 (2)大阪フィルハーモニー合唱団 森麻季(S) 押見朋子(MS) 吉田浩之(T) 黒田博(BR)