ミニ・レビュー
画期的な全集からの分売再発。古楽演奏の成果というものを取り入れているのだが、まったく瑞々しい音楽を作り上げているのには、感心する。徹底的に音楽的であると同時に、作曲当時の時代をも映し出すという、そういう意味でもオーセンティックな演奏といえる。
ガイドコメント
ラトルがウィーン・フィルとライヴ録音したベートーヴェン交響曲全集からの分売。生き生きとした躍動感にあふれる「第九」。メッセージを語りかけるようなコーラスが印象的。
収録曲
ベートーヴェン:
01交響曲第9番ニ短調op.125「合唱」 (ベーレンライター原典版〜ジョナサン・デル・マール編)
演奏
サイモン・ラトル指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 バーミンガム市交響楽団合唱団 バーバラ・ボニー(S) ビルギット・レンメルト(A) カート・ストレイト(T) トーマス・ハンプソン(BR)