ミニ・レビュー
フルトヴェングラーが残した“第九”の全曲ライヴ13種のうち、4種を聴き比べようという盤。名高いバイロイト盤は含まれていないが、根強い人気がうかがえる指揮者ならではの現象だ。それぞれに特色があるけれど、音質の向上も加味して、ウィーンでの1952年盤がベストかもしれない。
収録曲
ベートーヴェン:
[Disc 1]〈ベルリンの第九〉
01交響曲第9番ニ短調op.125「合唱」
[Disc 2]〈ストックホルムの第九〉
01交響曲第9番ニ短調op.125「合唱」
[Disc 3]〈ウィーンの第九〉
01交響曲第9番ニ短調op.125「合唱」
[Disc 4]〈ルツェルンの第九〉
01交響曲第9番ニ短調op.125「合唱」
演奏
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 [1] ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ブルーノ・キッテル合唱団 ティルラ・ブリーム(S) エリーザベト・ヘンゲン(A) ペーター・アンデルス(T) ルドルフ・ヴァッケ(BS) [2] ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団・合唱団 ヒョルディス・シンベリ(S) リサ・テュネル(A) ヨースタ・ベケリン(T) シーグルド・ビョルリンク(BS) [3] ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーン・ジングアカデミー ヒルデ・ギューデン(S) ロゼッテ・アンダイ(A) ユリウス・パツァーク(T) アルフレッド・ぺル(BS) [4] フィルハーモニア管弦楽団 ルツェルン祝祭合唱団 エリーザベト・シュヴァルツコップ(S) エルザ・カヴェルティ(A) エルンスト・ヘフリガー(T) オットー・エーデルマン(BS)
録音
[1] 1942.3 [2] 1943.12 [3] 52.2 [4] 54.8