ミニ・レビュー
「クロイツェル」はまったくの正攻法で、実にきちっと折り目正しい演奏だ。ピアノも同様。フランクも基本は同じだが、いくらかのびやかで、自由な空気を感じさせる。残り2曲の小品も、ていねいにほがらかに歌っており、持ち前のすっきりした音色が生きている。
ガイドコメント
五嶋龍の2年半ぶりとなるアルバムで、ベートーヴェンの「クロイツェル」とフランクのソナタという、ヴァイオリン音楽の中でもとくに重要な2作品を収めた2枚組。ピアノのマイケル・ドゥセクとの息も合い、躍動感に満ちた現代的な演奏を聴かせてくれる。
収録曲
[Disc 1]
01ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第9番イ長調op.47「クロイツェル」 (ベートーヴェン)
[Disc 2]
01ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調 (フランク)
02創作主題による華麗なる変奏曲op.15 (ヴィエニャフスキ)
03タイスの瞑想曲 (マスネ)