ミニ・レビュー
さまざまな要素が渾然一体となったバーンスタインの交響曲。パッパーノの指揮がその魅力を余すところなく味わわせてくれる。声楽を含む第1番と第3番の明快な表現など、思い入れの強い自作自演とは異なる切り口で説得力十分。生誕百年を祝うまたとない企画である。
ガイドコメント
アントニオ・パッパーノの指揮による、バーンスタインの交響曲全3曲と「前奏曲、フーガとリフ」を収録。生前にバーンスタインが残した交響曲をはじめとする名作が、多数の著名なソリストとのコラボレーションにより彩られる。
収録曲
バーンスタイン:
[Disc 1]
01交響曲第1番「エレミア」
02交響曲第2番「不安の時代」
[Disc 2]
01交響曲第3番「カディッシュ」 (バーンスタインによるテキスト改訂版)
02前奏曲、フーガとリフ
演奏
アントニオ・パッパーノ指揮 サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団 [1] (1)マリー=ニコル・ルミュー(MS) (2)ベアトリーチェ・ラナ(P) [2] (1)ネイディーン・シエラ(S) ジョセフィン・バーストウ(NAR) サンタ・チェチーリア国立アカデミー合唱団 ヴォーチ・ビアンケ (2)アレッサンドロ・カルボナーレ(CL)