ミニ・レビュー
これを単にコラボレーションのひと言で片付けるのは不適切。大御所ルグランは元々バーブラ・ストライサンドのためだった本作に、新作を含め大幅に改編の手を加え、デセイは(2013年にオペラ引退)技術面を含め自分の声をジャズ、ミュージカル用に鍛えなおした。ふたりのプロの芸術力のすごさよ!
ガイドコメント
オペラ歌手の枠を超えて活躍する歌姫ナタリー・デセイと、作編曲家・ピアニスト・映画監督・指揮者として才能を発揮するミシェル・ルグランのタッグによるアルバム。一人の女性の誕生から死までを描いた、ストーリー性豊かな作品。
収録曲
ルグラン:
01誕生
02母と子
03母と子 (インタールード)
04風はどこから吹いてきたのでしょう?
05風はどこから吹いてきたのでしょう? (インタールード)
06私を抱いて
07その瞬間を教えてくれる?
08おとぎ話と物語
09予期せぬ微笑み
10予期せぬ微笑み (インタールード)
11あなたと一緒に
12あなたと私、それにもう一人
13あなたと私、それにもう一人 (インタールード)
14母と子 (デュオ)
15待って
16待って (インタールード)
17多く持てば持つほど
18昨日のリンゴ
19ビトゥイーン・イエスタデイ・アンド・トゥモロウ (昨日と明日の狭間で)
20最後の息
演奏
ナタリー・デセイ(S) ミシェル・ルグラン指揮 ロンドン・スタジオ・オーケストラ