ミニ・レビュー
ドライブ感あふれる(1)で幕を開ける13枚目のアルバム。ハード・ロックを基盤としたポピュラリティの高い楽曲作りは、結成から15周年を迎えた“BIG MACHINE”ならではの強み。レコーディング・ドラマーにはシェーン・ガラースやブライアン・ティッシーが参加。
ガイドコメント
前作『GREEN』から1年2ヵ月ぶり、通算13枚目のニュー・アルバム。生音重視のパワフルな1枚。大ヒット・シングル「野性のENERGY」「IT'S SHOWTIME」収録。
ガイドコメント
前作『GREEN』から1年2ヵ月ぶり、通算13枚目のニュー・アルバム。生音重視のパワフルな1枚。大ヒット・シングル「野性のENERGY」「IT'S SHOWTIME!!」収録。
収録曲
01アラクレ
2003年の13thアルバム『BIG MACHINE』の1曲目を飾る、疾走感あふれるポップでロックな超前向きな勢いあふれたナンバーだ。“悶えて、腹くくれ”なんて、豪傑な言葉に、うなずいたり励まされたりもする。
02野性のENERGY
03WAKE UP、RIGHT NOW
ポップなメロディにロックンロールなギター。2003年の13thアルバム『BIG MACHINE』の中で、リフでぐいぐい押していく唯一のナンバーといえそうなのがこの曲。リズム隊の豪快さも気持ちいい。
04儚いダイヤモンド
NBAタイアップ・ソングにもなった、2003年の13thアルバム『BIG MACHINE』収録のドライヴィンなナンバー。ハード・ロック調のサウンドに乗る稲葉のシャウトが爽快でかっこいい。
05I'm in love?
いつでも、等身大の自分を投影する傾向のあるB'zの歌詞において、やっぱりそれなりの年齢を重ねた男性の恋愛感が垣間見れるポップでかわいらしいナンバー。2003年の13thアルバム『BIG MACHINE』に収録。
06IT'S SHOWTIME!!
07愛と憎しみのハジマリ
2003年の13thアルバム『BIG MACHINE』に収録されたこの曲は、イラク戦争に触発されて書かれたという政治的なメッセージも感じさせるものだ。一瞬ポップなのかと思わせながら、不安感をあおるようなシンセが重なっていく。
08BIG MACHINE
13thアルバムのタイトル曲で、骨太なバンド感あふれるロック・サウンドには打ちのめされる。7弦ギターの響き、いつもよりずっと野太いヴォーカル。ジャケットとあいまって、このアルバムの洋楽っぽさを強く感じさせるナンバーだ。
09Nightbird
ピアノとギターの絡み、そしてストリングスのアレンジが壮大な雰囲気を作り、そのメロディが切ない、哀切な夜を思わせるバラードだ。13thアルバム『BIG MACHINE』に収録。
10ブルージーな朝
13thアルバム『BIG MACHINE』に収録されたナンバーで、近年の洋楽ロック(しかも激しめ)的なサウンドからするとぐっとおしゃれな感じもする、ジャズっぽいサウンドが意外にはまる。ドラムでクリス・フレイジャーが参加。
11眩しいサイン
口ずさみやすいメロディの爽やかなポップ・ロックで、2003年の13thアルバム『BIG MACHINE』に収録。“想像以上強くまっしぐらに愛せ”なんて歌詞が、後悔のない人生、後悔のない愛情の示し方を考えさせられる名曲。
12CHANGE THE FUTURE
13thアルバム『BIG MACHINE』収録曲。社会(世界)に警告するようなヒリヒリとした歌詞も印象的。サウンドとしてはまっとうにロックなのだが、ギター・サウンドの多彩さに脱帽するナンバー。
13ROOTS
13thアルバム『BIG MACHINE』を締めくくる、雄大で感動的なバラード。“河”をテーマに取り上げ、流れや分岐点を示しながら人生そのもののを投影していっているようだ。ギターのアルペジオの響きが、物悲しくも優しくてよい。