ガイドコメント
復帰後第1弾となる11thアルバムは、新たな航海の旅へと出る倖田來未のエンタテインメントが盛りだくさんな作品。復帰第1弾シングル「Go to the top」、珠玉のバラード「恋しくて」など全14曲を収録。
収録曲
01Introduction〜Bon Voyage〜
11枚目のアルバム『Bon Voyage』のイントロダクション・トラック。カモメの鳴く港を映し出したかと思った瞬間、サイレンとビープなデジタル・トラックへと変身。新たな航海への覚悟を感じる1分半のオープニングだ。
02SHOW ME YOUR HOLLA
美人双子DJのナーヴォがトラックを手掛けたEDM仕様のクラブ・チューン。艶めかしい照り色のホーンと“アオッ!”の叫びがヴォルテージを急上昇させる。特別な場所に導いてよと、官能もちらつかせながら新たな旅立ちの胸騒ぎに躍る。
03LOADED (feat.Sean Paul)
バカルディ、カンパリ……と並べて“酔っぱらおうぜ!”と叫ぶダンスホール・チューン。トビー・ガッドによるパーティ・トラックに“レゲエの貴公子”ことショーン・ポールが飛び入りして、テンションもハイに。倖田來未の興奮も絶頂に。
04Winner Girls
小悪魔モード全快のキャッチーな“ウィナ・ウィナ・ガールズ〜”のフックが耳をとらえて離さない。計画的に偶然を装って男をオトす……イカした男を狙う女子のハンターぶりを、陽気なレゲエ風味をまぶしたダンス・トラックで描く。
05Imagine
透明感あるキラキラした鍵盤を軸にしたトラックによるミディアム・バラード。人は誰もが何かを失い、何かを得る……失敗や不安に臆せず、明日へ羽ばたくために夢を想い描こうとメッセージ。優しくも芯あるヴォーカルで語りかける、励ましと癒しの歌だ。
06恋しくて
54枚目のシングル。かけがえのない人との永遠を築けずに終わった恋に痛く悲しみながら、それでも前を向かなくちゃと自分に語りかける姿がいじらしい。倖田來未の真骨頂といえる、切なさにあふれるラヴ・バラードだ。
07LALALALALA
落ち込む時もあるけど、”ラララララ”の魔法の合言葉が力をくれるはず……不安や悩みは尽きないけど笑い飛ばせばきっといいことが起こると励ましてくれるエール・ソング。強い生命力を感じるワイルドなギターが映える、青空が似合うUSロック風の爽快なナンバーだ。
08Let's show tonight
約1分20秒ほどだが、アダルトでゴージャスなムードがプンプン漂った超濃縮のトラックで展開。口笛や分厚いホーンなどで彩りながら、イリュージョンの世界へいますぐ飛び込もうと誘う、こじゃれたジャジィなビッグバンド風ナンバーだ。
09Interlude〜Bon Voyage〜
11枚目のアルバム『Bon Voyage』のインタールード。ジリジリとした灼熱の夜を思い起こさせるような野性と官能が入り交じるトラックをバックに、高らかな“ポン!ポン!”というかけ声がこだまする。魅惑な世界へのドアといえる曲だ。
10TOUCH DOWN
55thシングル「Summer Trip」収録のトビー・ガッド制作曲。ヴォーカル・エフェクトも含めエレクトロ全開のセクシーなクラブ・トラックで、未来も今も私たちの音に任せてとシーンの君臨を宣言。艶やかなファルセットも美味。
11Crank Tha Bass (feat.OVDS)
台湾のミクスチャー・バンド、OVDSを迎えてのファットなボトムがうねるドラムンベース調フロア・キラー。カメレオンのごとくグルグルと色彩が変わる変態チックな展開も享楽性を高めている。センスあふれるクラブ・アッパーだ。
12LOL
大笑い(Laughing out loud)を意味するタイトルのように、高笑いが響くフックが印象的。今夜は踊りあかそうと歌うパーティ・ソングで、エスニックなEDMをベースに倖田來未風R&Bを隠し味に。彼女らしい陽気さも中毒性を増幅させている。
13Go to the top
チープな8ビット・サウンドを効果的に配したハイブリッドなエレクトロ・クラブ・チューン。変えられない過去に囚われず、未来へ向かうのが私だという強い信念を吐露する。アニメ『トータル・イクリプス』のオープニングを飾った53rdシングル。
14Dreaming Now!
56thシングルは「2013年ワールドグランドチャンピオンズカップ」テーマ・ソングとしても話題に。希望があふれるリズミカルなビートが軽快に駆け抜けるエレクトロ・ダンサーで、明日の栄光へと勇気を持って進もうとエールをくれる。
15On Your Side
レゲエ風のビートをまぶした快活なダンス・チューン。倖田來未をイメージしてMOMO“mocha”N.が綴ったリリックは、タフに戦ってきた彼女の本音の姿を垣間見せてくれる。それはクセがなく優しいヴォーカルに現れているのかも。
16U KNOW
立ち止まってた日々から抜け出して自分らしく笑顔で再び歩み始めようと、自信をなくし悩みを抱える人たちへエールを送る。勇気が沸き立つポップでリズミカルなハウス・ダンサーだ。チープな8ビット音と、爽快なAOR/ロック風なメロディの組み合わせが耳をくすぐる。