ミニ・レビュー
3曲とも別の編成でのほうがよく知られているが、この表現力豊かなデュオで聴いてしまうと2台ピアノ作品としての価値を認めざるを得ない。ときに細かな声部が埋もれてしまうこともあるが(作品34bの第1楽章など)、ダイナミズムの幅も広くスケール感たっぷり。
ガイドコメント
《ワーナークラシックNEW BEST 50》の1枚。変幻自在にピアノを操るアルゲリッチと、楽譜を鋭く読み込むラビノヴィチによる、スリリングな二重奏。デュオの醍醐味が満載。
収録曲
01ハイドンの主題による変奏曲op.56b (2台ピアノ版)
022台のピアノのためのソナタ ヘ短調op.34b
03ワルツ集op.39 (2台ピアノ版)
演奏
マルタ・アルゲリッチ,アレクサンドル・ラビノヴィチ(P)