マンドゥ・ディアオ / ブリング・エム・イン

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マンドゥ・ディアオ / ブリング・エム・イン
CD
ミニ・レビュー
デビュー作(CDエクストラ付き)。ザ・キンクス((2)は堂々とリフを拝借)、スモール・フェイセズ、ザ・フーなど、イギリスのバンドそっくり。情報なしで聴いたらスウェーデン出身だとはわからないだろう。歌詞は英語で、ジャケットの顔見ても役に立たないし……。
ガイドコメント
スウェーデン出身の5人組ロック・バンドがデビュー。自らを「60年代ピュア・ロックの再来」と称する彼ら。ニルヴァーナやオアシスの影響を受けたサウンドに、ストーンズ的な香りも漂わせる。
チャート
  • TOWER RECORDS 渋谷 アルバム総合
    39位 (2003/3/3)  ⇒  22位 (4/7)  ⇒  15位 (4/14)  ⇒  27位 (4/28)  ⇒  7位 (6/16)  ⇒  18位 (6/23)  ⇒  13位 (6/30)  ⇒  21位 (7/7)  ⇒  26位 (7/14)  ⇒  34位 (7/28)
  • TOWER RECORDS 新宿 アルバム総合
    19位 (2003/4/7)  ⇒  19位 (4/14)  ⇒  6位 (6/16)  ⇒  13位 (6/23)  ⇒  10位 (6/30)  ⇒  14位 (7/7)  ⇒  16位 (7/14)  ⇒  20位 (8/4)
  • TOWER RECORDS 札幌 アルバム総合
    6位 (2003/6/16)  ⇒  10位 (6/30)  ⇒  8位 (7/7)
  • TOWER RECORDS 名古屋 アルバム総合
    7位 (2003/7/7)
  • TOWER RECORDS 大阪 アルバム総合
    10位 (2003/6/16)
  • TOWER RECORDS ロック&ポップス アルバム
    13位 (2003/4/7)  ⇒  10位 (4/14)  ⇒  4位 (6/16)  ⇒  8位 (6/23)  ⇒  8位 (6/30)  ⇒  10位 (7/7)  ⇒  14位 (7/14)
収録曲
01SHEEPDOG
イェーイェーイェーッ!! と、若さと衝動を撒き散らし始まるロックンロール・ナンバー。60'sビート・ナンバーを思わせる熱に浮かされたような疾走感に加え、同郷の先達アトミック・スウィングに通じる哀愁テイストが感じられる。
02SWEET RIDE
キンクスの「ユー・リアリー・ガット・ミー」をアレンジしたような高速リフで急発進し、そのままキャッチーな歌唱パートへと移行。車を時速80マイルで駆る歌詞そのままに、ぐいぐいと速度を増すビートが痛快な1曲だ。
03MOTOWN BLOOD
「俺たちにはモータウンの血が流れている」と歌う、ライヴ感あるダンサブルなナンバー。黒っぽいが粘り気のないビートには、黒人音楽よりも、黒人音楽に影響を受けた先達白人バンドの影響が濃そう。オルガンの使用も効果的。
04MR MOON
まるでオアシスのノエルが歌っているような雰囲気の哀愁ナンバーは、彼らのメロウな側面が前面に出たウェットでエキゾティックな曲調。そのエキゾなエッセンスが、英米ロックとは微妙に異なって感じられる哀愁の源になっている。
05THE BAND
ロックンロール・サイドとポップ・サイドの魅力がバランス良く調合されたナンバー。スモール・フェイセズら先達には及ばぬも、その系譜に連なるには充分の疾走感を持ったモッドな曲調。サビでのカタルシスも魅力的だ。
06TO CHINA WITH LOVE
お前は嫌いだから中国に送還だと、個人的な恨みをソウルフルに歌うバラード。クールな曲調が、終盤を迎える頃には場当たり的で楽しげなムードに。日本から中国までパトカーで連行する描写に、欧州人らしい地理感覚が見られる。
07PARALYZED
ローリング・ストーンズの初期から70年代までの作風を盛りつけたようなロックンロール・ナンバーで、要所でホーンも華々しく起用。プライマル・スクリームの「ロックス」に通じる、“ロック名盤カタログ”的楽曲。
08P.U.S.A.
唐突に歌い始まる冒頭から、早くも古き良き60年代音楽風ムードに包まれるビート・ナンバー。時に彼らの弱点となる演奏の稚拙さだが、ここではむしろ演奏の息が合わないことが逆に魅力へと転化。微笑ましい雰囲気だ。
09CHI GA
少なからず異国情緒がにじみ出る彼らの作品中、きわだって異国情緒豊かなのがこの曲。マンドリンらしき旋律やトランペットを配したラテン風の楽曲で、奇妙な曲題を連呼するサビも秀逸だ。太いベース・ラインが静かに活躍。
10LITTLE BOY JR
ガレージ・ロック系の粗野なギター・リフが、往年のモータウン・ヒットを思わせる可愛らしいメロディの上で走り回るナンバー。彼らの音楽性の極端な部分をひとつにまとめ上げたような強引さが、結果的にこの曲の味となっている。
11LADY
スモール・フェイセズのブルージィな楽曲を思わせる曲調。しかしながら、一体感のない演奏が緩急ある構成に乗り切れず、おまけに土臭さとも無縁に。どうにかゴスペル風の幕切れを迎えるが、全体的にもう少し“締まり”が欲しいところ。
12A PICTURE OF 'EM ALL
モッド&ガレージな要素を収束させたダンサブルなナンバー。楽曲の骨格は60'sビート系だが、サビでは性急さが増しパンク度も上昇。彼らが“ビートルズ×セックス・ピストルズ”と評されることが少しだけ納得できる曲。
13SHE'S SO
中期ビートルズ直系のカラフルなサウンドを下地にしたサイケデリック・ナンバー。しかし、そこに被さるヴォーカルは、ジョンでもポールでもなくキンクスのレイ・デイヴィス系。陰りのある歌声が、楽曲をセピア色に染めている。
14BRING 'EM IN
彼らがバンドを始めた理由である“退屈な田舎町を飛び出したい”との衝動を、そのまま楽曲に転化したような激走ロックンロール・ナンバー。アグレッシヴでエネルギッシュなサウンドに、初期プリティ・シングスの影も垣間見られる。
15LAUREN'S CATHEDRAL
デビュー作を劇的に締めくくるバラード・ナンバー。つぶやきのような声を乗せた茫洋としたパートと、ビヨルンの熱唱を乗せた郷愁的なパートが、互いの魅力を消し合うことなく同時進行。実験的でもあり大衆的でもある意欲的な楽曲。
仕様
※〈CDエクストラ〉内容:ザ・バンドミスター・ムーン (プロモーション・ビデオ)
タイアップ
  • 「ザ・バンド」 - フジテレビ「NAVI CUBE」エンディングテーマ
アーティスト
  • マンドゥ・ディアオ
    スウェーデン・ボーレンゲ出身のロック・バンド。ビョルン・ディクスクウォット(g,vo)を中心に結成され、2002年に『ブリング・エム・イン』でアルバム・デビュー。続く『ハリケーン・バー』『オード・トゥ・オクラシー』と連続してドイツでゴールド……
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https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
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