ミニ・レビュー
70年代のイギリスを代表するソフト・ロック・グループがBASFレーベル移籍後に残した4作品が紙ジャケ化。サード・アルバム『青春の詩』からメンバーのクライヴ・スコット&デス・ダイヤーのポップな作曲センスが完全に開花し、数々の名曲を量産していく。ダイヤーの美しい歌声ときらびやかなアレンジで、どの曲もポップス・ファンの琴線を刺激してやまないものばかりだ。その中でも特に白眉なのが『スカイ・ハイ』収録のタイトル・ソングだということは言わずもがなだが、『愛の想い出』などソフト・ロック・アルバムとして非常に高い評価を得ているものもあり、どの盤も甲乙付け難い。今回の再発ではボーナス曲も大変充実しており、ファーストやセカンド・アルバムからの曲や未発表曲など貴重なナンバーがそれぞれに10曲以上ずつも追加されているのも嬉しい限りだ。
ガイドコメント
1973年発表のサード・アルバム。まだブレイク前だが、ジグソーがポップ・バンドとしてサウンドを確立させつつあった時期の作品。随所に聴かれるメロディのよさはさすが。
収録曲
01THAT'S WHAT IT'S ALL ABOUT
02SUMMERTIME WINTERTIME
03A BEDTIME STORY
04GUN
05BABY'S LOST TIME
06JUST ANOTHER CLOWN
07ONLY BECAUSE YOU'RE THERE
08HAVE YOU HEARD THE NEWS
09LINDA
10AND I LIKE YOU
11MY SUMMER SONG
12IT'S A SORT OF MAGIC
13WEAVER'S ANSWER
14BLOW BLOW THOU' WINTER WIND
15SAY HELLO TO MRS.JONES
16MORNING
17SEVEN FISHES
18AUTUMN
19COEM WITH ME
20LIFE INSURANCE
21SITTING ON A BOMB
22WHEN THE SUN IS IN YOUR EYES
23SEE ME FLYING
24FREUD FISH