CRAZY KEN BAND / Brown Metallic [デジパック仕様] [廃盤]

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CRAZY KEN BAND / Brown Metallic [デジパック仕様] [廃盤]
CD
  • アーティスト:
  • 原題:
    BROWN METALLIC
  • ジャンル:
    国内ロック&ポップス
  • レーベル:
    サブスタンス
  • 規格品番:
    BSCL-30029
  • 価格:
    3,300 円(税込)
  • 発売日:
  • 取り扱い店:
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ミニ・レビュー
総勢11人からなる現編成によるサウンド作りがいよいよ完成した感じ。一応、表のテーマはラテン+チャイナだが、なかに入ると相変わらずズブズブと底なしの音楽絵図に引き込まれる。で、ズンドコ・ソングの(17)。これこそCKBでしょ。★
ガイドコメント
CKB、6枚目となる2004年発表作。横山剣の類いまれなるセンスは本作でも炸裂、“横浜”をテーマに時に煌びやかに、時に下世話に聴かせる日本が誇る歌謡ロックを十二分に堪能できる。
リサーチ
チャート
  • TOWER RECORDS 渋谷 アルバム総合
    9位 (2004/6/21)
  • TOWER RECORDS 新宿 アルバム総合
    6位 (2004/6/21)
  • TOWER RECORDS 札幌 アルバム総合
    5位 (2004/6/21)
  • TOWER RECORDS 大阪 アルバム総合
    5位 (2004/6/21)
  • TOWER RECORDS ジャパニーズ ロック&ポップス アルバム
    7位 (2004/6/21)  ⇒  16位 (6/28)
収録曲
01Barrio Chino
ファンキー・スペイシー・シンセが屋台骨を支えるブーガルー。赤い遺伝子を沸き立たせて、とがった靴でステップを踏んでほしい。歌詞の満漢全席で出される料理はサウンド同様、燃え上がるように辛い味付けだろう。
02ロサンゼルスの中華街
曲中で「中華街の風が懐かしい」と歌う横山剣、まるで前世で浴びた風のよう。大陸への帰還を渇望するDNAがこの曲を書かせたのだろうか? ゆったりしたアレンジにロスで目を細めながら、望郷しているサマが浮かんでくる。
03El Diablo
「サタデー・ナイト・フィーヴァー」の「K-JEE」のような疾走する16ビートにのって、何かをさとすように横山剣がトーンを変えないヴォーカルで迫る。「早く何とかしなきゃ」と突っ込み気味のスネアも歌詞の世界観をかきたてる。
04True Colors
すべての音がオフ・サウンドのように遠くで鳴っている和みサウンド。ヤング・ラスカルズの「グルーヴィン」を思い出した人は慧眼といえよう。菅原愛子のソロ・パートがやたらとかわいい出来で、サビのメロディもなかなか秀逸。
05Midnight Cruiser
横山剣、菅原愛子、スモーキー・テツニが入れ替わり立ち替わり、リード・ヴォーカルと作詞を担当、3人の息の合ったコンセンサスがリアルな本牧の夜を浮かび上がらせる。脇を固める演奏も歌詞の内容を熟慮したアレンジになっている。
06ボックスフィッシュ・パラダイス
ブライアン・ハイランドの「ベイビー・フェイス」のようなギター・メロディと思いきや、その後に思いがけないリッチなサビが登場。チャチャのリズムにのった、小野瀬雅生の遊び心いっぱいのインスト・チューン。
07満漢全席 一楼
ベースが旋律にユニゾンしてしまうインタールード。小野瀬雅生の毎度お馴染みのタイトル・コールはオトコマエだ。「El Diablo」のエンディングのメロ? と気づいた人には「アルバムをよく聴き込んだ賞」をあげたい。
08レコード
リッチなストリングス・パートとホーン・セクションにのせて横山剣がレコードで彩られた恋を吐露する。お気に入りのレコードに針を乗せる瞬間はリッチで切なくなるもの、とCDを押入れにしまいたくなる作品だ。
09殺したいほど好き
演奏陣がそれぞれの楽器を身勝手? に弾きまくるにぎやかな4ビート。「殺したいほど好き」な男はどうしようもない男、それでも女は逃れられない、とこの曲に歌われている女の苦悩とフレーズのぶつかり合いが重なる。
10大電気菩薩峠
小野瀬雅生作曲のサイケデリックなインストで、ドアーズの「ジ・エンド」を思い出してしまうかも。サイケデリックは電気音楽のタマモノ、タイトルもサウンドをよく表現している。こんな音楽にも出会えた! と驚嘆して欲しい曲。
11息子
オルガン・ソロからギター・ソロに移るところで半音上げの転調し、エンディングに近づいたところでフレーズを絡めながら元のキーへ戻るというインテリジェンス・ロック。タイトルから大泉逸郎の「孫」を想定して聴くのは、愚かな勘違いだ。
12満漢全席 二楼
ストーリー・テラーCKBの2ndインタールード。タイトル・コールは小野瀬雅生に替わって、ケイ・グラント。CKBの4thアルバム『グランツーリズモ』の冒頭の「クレイジー・ケン・バンド!」の英語読みに再び、出会える。
13☆☆☆☆☆
70年代後半にブレイクしたオールドスクール・ファンク・グループ、コン・ファンク・シャンのような、楽しいエレキ・ファンク。この楽曲が彩るのはクラブでなくディスコ。真のファンクはクラブでなくディスコにあると思い知らされる五つ星サウンド。
14あぶく
彼らの6thアルバム『BROWN METALLIC』よりシングル・カットされた楽曲。ムーディーでどこか儚げなフリーソウルが心地よく耳に響き、胸の奥にじんわりと広がっていく。歌詞の言葉選びも実に巧みだ。
15Catwalk
小野瀬雅生作の余裕のブルース。ベースはフレットレスだろうか、まとわりつくような音色のチョイスは大成功だ。スモーキー・テツニのフレーズもうなりをあげる、キャットウォークで人知れず体をくねらせたい3コード・ナンバー。
16OOPS!!KITTY CHANG
ラズベリーズのようなロック・サウンド。キティちゃんとCKB、度胆を抜かれるコラボだ。キティちゃんとお馴染みの「GT」コールが交錯する部分では、誰しもラヴリーなものを受け入れなければいけない時が来ることを教えてくれる。
17木彫りの龍
ツイスト・リズムにジャングル・ビートが絡みつく新境地。小野瀬雅生のカントリー・フレイヴァー漂うフレージングと津軽三味線仕様のギター・ソロ、のこぎりのウニョウニョ音、ガンショット、東奔西走のごった煮サウンドが楽しい。
18満漢全席 三楼
アルバムは物語、「曲の羅列ではストーリーは成立しない」との心意気のもとでの、3rdインタールード。ケイ・グラントと小野瀬雅生が揃い踏みでタイトル・コール、インタールードの集大成が物語を帰結へと滑り込ませる。
19いいね!横浜G30 (Sunaga t experience“Rebirth”RMX)
横浜市の中田市長を喜ばせたという環境ソング。曲中のナレーションが日本語でなく英語なのが残念だが、リミックス=リサイクルとの心意気は伝わってくる。夜毎にフロアを沸かせるDJ須永辰緒、渾身のプロデュース作。
仕様
デジパック仕様
タイアップ
  • 「あぶく」 - アスミック・エース「約三十の嘘」主題歌
アーティスト
  • クレイジーケンバンド
    神奈川・横浜発のバンド。“crazyken”こと横山剣を中心に1997年に結成。横浜・本牧を拠点に活動し、ロック、ソウル、ファンク、歌謡曲など、雑食性のあるサウンドを展開。98年に1stアルバム『PUNCH! PUNCH! PUNCH!』で……
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https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
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