ミニ・レビュー
ライナーに寄せたコメントでパーヴォ自身が述べているように、因習的なアプローチから距離を置き、人間的な温もりを重視した演奏である。宗教的な荘厳さの“靄”を取り払い、力感あふれる明快さをベースとしながら、この作品がロマン派の交響曲の系譜に連なることを体感させる。説得力のある秀演だ。
ガイドコメント
ヤルヴィ、フランクフルト放響によるブルックナー・シリーズの4作目。細部まで計算し尽くし、多彩な響きで立体感を演出。その明晰な造形は新鮮な感動を呼び起こし、新たなブルックナー像を提示している。
演奏
パーヴォ・ヤルヴィ指揮 フランクフルト放送交響楽団