ミニ・レビュー
恐るべき10代の新世代バンド。デビュー時にはそう言われることが多かった彼らのセカンド。パンク、ハードコア、ヒップホップを吸収して疾走する彼らの今の姿があますところなく詰め込まれている。バンド・サウンド主体の後半のメロディアスな展開が印象的。
ガイドコメント
前作『Mustang!』よりもライヴ感覚を意識し、ミクスチャー感覚に富んだ、なんでもあり的な作品に仕上がっている。98年下半期の大注目傑作アルバム。
収録曲
01Intro (Bot's show)
02Cool Boarders
03Don't worry 'bout me
ジャジィな音階を這うベースとギターのファンキーなカッティングが深みを出すブラックなAメロから一転、上向きのヴォーカルとともにタテに開け放たれたアッパーなサビ。お得意の展開ににんまりの秀作。
04Cherub Rock
05Invitation (Buzz Mix)
06Under Age's Song (Album Mix)
07Perfect Government
08Pull Up Roots
09Melancholy
10Mustang A Go Go!!
マスタング好きのKjが勢いよくキーを回し、エンジン全開に飛び出した、大盛り上がりのパンク・ナンバー。強引なコーナー攻めもなんのその、ぶっ飛んだ歌詞でハートど真ん中にストライク!
11陽はまたのぼりくりかえす
“it's time to change” という決意を掲げ、大勝負に出た1stシングル曲。畳み掛けるスネア、暖かいギターの歪み、韻を踏み丁寧に歌われる偽りないメッセージ。不朽のロック・バラード、ここに誕生。