ミニ・レビュー
2枚目となる今回はヴァイオリン名曲集となった。お嬢様っぽい、あるいは都会的でクールな風貌とは異なり、その演奏は熱く時に激しい。日本音楽コンクール優勝のテクニックには申し分なく、ヴァイオリンから多彩な音色を引き出していく。今後の成長も期待したい。
ガイドコメント
モーツァルトのソナタを中心にまとめたアルバム『ドルチェ・リナ』に続く第2弾。今回は、テクニックを存分に聴かす曲とロマンティックで甘いメロディを持つ曲を収めた小品集となっている。松田理奈の新たな魅力が楽しめる。
収録曲
01メロディ (グルック)
02カルメン幻想曲 (サラサーテ)
03タイスの瞑想曲 (マスネ)
04アヴェ・マリア (カッチーニ)
05序奏とロンド・カプリチオーソ (サン=サーンス)
06トロイメライ (シューマン)
07ヴォカリーズ (ラフマニノフ)
08アンダンテ・カンタービレ (チャイコフスキー)
09ツィガーヌ (ラヴェル)