ミニ・レビュー
仏BUDA社の『東欧音楽の至宝』シリーズの中から、“東のビリー・ホリデイ”の異名を取る故ロミカの歌声を集めた2枚組CD。カテゴリーはジプシー音楽だが、歌謡ポップな雰囲気で庶民的な肩の凝らないサウンドは異国情緒をたっぷりと味わえる。カフェのBGMとしてもお洒落かも。★
収録曲
[Disc 1]〈chansons tziganes〉
01リクサンドリエへの路上にて
02畑のそばに
03なぜ言い争うの?
04愛の炎
05だれもが私に死を望んでいる
06風に舞う葉
07幸運な日々
08偉大な魂を認めない人々
09あなたに会ってから
10なぜ帰るの?
11道沿いの酒場
12コケモモの花が咲いている
13不遇な鳥
14私の年月、私の青春
15両親があなたのそばにいるとき
[Disc 2]〈la voix sensuelle〉
01愛しいひと
02私を破産させた馬を買ってしまった
03あなたが恋人だったとき
04夫は私のもとを去った
05最愛のひと
06修道院への道で
07なんたる世界!なんという世界だ!
08愛の歌
09誰もが眠っている
10カッコウが3日間、さえずっている
11私は悲しく道を行く
12雪も降っていないし、雨も降っていない
13風が荒れ狂う