ミニ・レビュー
ピアニストにとってショパンは成長と進化の指標になるのかもしれない。仲道にとっては16年ぶりのショパン・アルバムになるという。今回初録音となる練習曲は「黒鍵」や「革命」などポピュラーな6曲を収録。ショパンをさらに掘り下げた彼女ならではの心に響く演奏が聴けるのは最大の収穫だ。
ガイドコメント
仲道郁代の16年ぶりとなるショパン・アルバム。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を完成させ、一段とスケールを大きくした仲道が、ショパンへの深い研究と理解により一層充実したアルバムを完成させた。
収録曲
ショパン:
01ワルツ第2番変イ長調op.34-1「華麗なる円舞曲」
02バラード第3番変イ長調op.47
03バラード第1番ト短調op.23
04練習曲第1番ハ長調op.10-1
05練習曲第5番変ト長調op.10-5「黒鍵」
06練習曲第9番ヘ短調op.10-9
07練習曲第13番変イ長調op.25-1「エオリアン・ハープ」
08練習曲第12番ハ短調op.10-12「革命」
09練習曲第3番ホ長調op.10-3「別れの曲」
10幻想ポロネーズ変イ長調op.61
11マズルカ第13番イ短調op.17-4
12ワルツ第9番変イ長調op.69-1「告別」