ミニ・レビュー
軽快なのにヘヴィ……という矛盾したムードが特異な「CHU-LIP」は、聴けば聴くほどに面白さが増してくる不思議な傑作。対する「キミにカエル。」は80'sAORやブラコンにも通じる美メロ曲。ともに、本人+Ikomanによるアレンジが冴えている。歌詞やジャケットの作りも丁寧でよい。★
ガイドコメント
女優としての活動など、多才ぶりを発揮し続ける大塚愛の通算14作目となるシングル。「さくらんぼ」にも通じる遊び心のあるミディアム・ポップ・ナンバーで、気の利いたユーモアに彼女のセンスの良さが感じられる。
収録曲
01CHU-LIP
通算14作目のシングルは、能天気な雰囲気とグルーヴ感にあふれたミディアム・ポップ・チューン。「チューリップの恋模様」「なぞ遺伝子」というユニークなフレーズがリフレインしては、脳裏に刻み込まれる。遊び心が心地良い一曲だ。
02キミにカエル。
冬はいつか春になる、悲しみもいつか喜びになる。そんな巡る季節、巡る思いを歌ったミディアム・スロー・バラード。本人いわく、「実体験から生まれたしんみりできるナンバー」で「陽春という季節を楽しめる」楽曲だとか。
03CHU-LIP (Instrumental)
04キミにカエル。 (Instrumental)