ミニ・レビュー
ヴァイオリンは凄まじいまでに甘美な楽器ともなりうる。そんな事実を文字通り体現する演奏家がパールマンだ。思わずメロディに引き込まれる映画音楽の一編や、晴れやかでリラックスさせられるクラシック・ナンバーを集めたこの小品集は、そんな彼の魅力の本質に迫る。
ガイドコメント
世界一甘美な音を奏でるヴァイオリニスト、イツァーク・パールマンがソニー・クラシカルに残した名演奏をまとめたベスト・アルバム。『シンドラーのリスト』など映画音楽も含む。
収録曲
01「映画「ヘンリィ五世」より」〜カンツォネッタ (ウォルトン)
02映画「シンドラーのリスト」のテーマ (ジョン・ウィリアムズ)
03ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のためのコンセール ニ長調op.21〜第2楽章 シチリアーノ (ショーソン)
04ユモレスク第7番変ト長調op.101-7 (ドヴォルザーク)
05ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調OP.108〜第2楽章 アダージョ (ブラームス)
06映画「情熱の航路」のテーマ (スタイナー)
07映画「黙示録の四騎士」のテーマ (プレヴィン)
08スラヴ舞曲第10番 (第2番)ホ短調op.72-2 (ドヴォルザーク)
09ヴァイオリンとギターのためのカンタービレ (パガニーニ)
10映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の愛のテーマ (アンドレア・モリコーネ)
11ロマンス ヘ短調 (ドヴォルザーク)
12「映画「ヘンリィ五世」より」〜柔らかな唇にふれて別れなん (ウォルトン)
演奏
イツァーク・パールマン(VN) (1)(2)(6)(7)(10)(12)ジョン・ウィリアムズ指揮 (1)(6)(12)ボストン・ポップス・オーケストラ (2)(7)(10)ピッツバーグ交響楽団 (4)(11)小澤征爾指揮 ボストン交響楽団 (3)ホルヘ・ボレット(P) (4)(8)ヨーヨー・マ(VC) (5)ダニエル・バレンボイム(P) (9)ジョン・ウィリアムス(G)