ミニ・レビュー
クラシック・コンピの人気シリーズ『ever!』の最新盤はクロスオーヴァーとクラシックという魅力的な組み合わせ。現代的な感覚と伝統が相互に触発し合うのか、音楽の持つエネルギーがより強力に感じられる。クラシックを軸とした多様な世界を展望できる2枚組だ。
ガイドコメント
EMIのオムニバス、《ever!》シリーズのベスト。今回のテーマはアテネ・オリンピックで、エネルギッシュな音楽と、平和・友好を願う美しい音楽を選んでいる。一流演奏家による安心の1枚。
収録曲
[Disc 1]
01ザ・クイーン・シンフォニー〜第5楽章:ボヘミアン・ラプソディ〜ウィ・ウィル・ロック・ユー (カシフ)
02エターナル・フレーム (ホフス、スタインバーグ、ケリー)
03サラバンド (ピーターソン&ソルトー)
04革命のエチュード (ショパン/ウェリー編)
05ユー・レイズ・ミー・アップ (ロヴランド/カシフ編)
06「トゥーランドット」のヴァイオリン・ファンタジー (メイ)
07Don't be afraid (ザ・ブレイヴ編)
08美女と野獣のテーマ (メンケン/トルブ編)
09夜の踊り (ピーターソン編)
10華麗なる即興曲 (ナイマン編)
11アメイジング・グレイス (黒人霊歌/千住明編)
12トッカータとフーガ (バッハ/バット編)
13アルームネ (ザ・ブレイヴ編)
14ビジョン (サウザー)
15ソング・オブ・アワ・ホームランド (レオン編)
16アダージョ・イン・Cマイナー (ヤニー)
17ザ・ビートルズ・コンチェルト〜第3楽章:キャント・バイ・ミー・ラヴ〜ロング・アンド・ワインディング・ロード (レノン&マッカートニー/ラッター編)
[Disc 2]
01組曲「惑星」〜木星“ジュピター” (ホルスト)
02歌劇「ウィリアム・テル」序曲 (ロッシーニ)
03世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」〜おお、運命よ (オルフ)
04楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲より (ワーグナー)
05喜歌劇「天国と地獄」序曲 (オッフェンバック)
06オラトリオ「マカベウスのユダ」〜見よ、勇者は帰る (ヘンデル)
07アヴェ・マリアD.839 (シューベルト/シャラン編)
08ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」〜第2楽章 (ベートーヴェン)
09交響曲第5番ホ短調op.64〜第3楽章 ワルツ (チャイコフスキー)
10組曲「水上の音楽」アレグロ・デチーソ (ヘンデル/ボイリング編)
11交響曲第5番ニ短調op.47〜第4楽章より (ショスタコーヴィチ)
12交響詩「フィンランディア」op.26より (シベリウス)
13組曲「展覧会の絵」〜キエフの大門より (ムソルグスキー/ラヴェル編)
14交響詩「モルダウ」より (スメタナ)
15ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18 第1楽章 (ラフマニノフ)
16ジャズ組曲第2番 第4曲 ワルツ (ショスタコーヴィチ)
17ボレロ (ラヴェル)
18交響曲第9番ニ短調op.125「合唱」〜第4楽章 歓喜に寄す (ベートーヴェン)
19戴冠式頌歌〜「希望と栄光の光」op.44-5 (エルガー)
20トランペット・ヴォランタリー (クラーク)
演奏
[1] (1)トルガ・カシフ指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 (2)ウィーン少年合唱団 (3)(9)サラ・ブライトマン (4)マキシム(P) (5)ベッキー・テイラー (6)(12)ヴァネッサ・メイ(VN) (7)(13)ワン・リトル・クリーチャー (8)スキッチ・ヘンダーソン指揮 ザ・ニューヨーク・ポップス (10)マイケル・ナイマン(P) (11)ヌーノ (14)リチャード・サウザー (15)IZZY (16)ヤニー (17)ピーター・ロスタル&ポール・シェーファー(P) ロン・グッドウィン指揮 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団 [2] (1)サイモン・ラトル指揮 フィルハーモニア管弦楽団 (2)ジャンルイジ・ジェルメッティ指揮 シュトゥットガルト放送交響楽団 (3)ミシェル・プラッソン指揮 トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団 オルフェオン・ドノスティアラ ミディ・ピレネー児童合唱団 (4)(12)(15)ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (5)ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮 バイエルン国立歌劇場管弦楽団 (6)オウェイン・アーウェル・ヒューズ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 (7)バーバラ・ヘンドリックス(S) (8)スタニスラフ・ブーニン(P) (9)リッカルド・ムーティ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 (10)リッカルド・ムーティ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (11)リッカルド・ムーティ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 (13)(16)マリス・ヤンソンス指揮 オスロ・フィルハーモニー管弦楽団 (14)ミシェル・プラッソン指揮 フィルハーモニア管弦楽団 (15)アレクシス・ワイセンベルク(P) (17)アンドレ・プレヴィン指揮 ロンドン交響楽団 (18)サイモン・ラトル指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (19)フィリップ・レッジャー指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 (20)モーリス・アンドレ(TP) ジェーン・パーカー=スミス(OG)