ガイドコメント
前作『Lesson 1』に続く、2014年3月19日リリースの2ndアルバム。「ごめんなさいのKissing You」「クルクル」といったヒット・シングルに加えて、新曲も盛りだくさんに収めた一枚だ。
収録曲
01RYDEEN〜Dance All Night〜
YMOの名曲を大胆にサンプリングし、サビのメロディに歌詞をつけたCLARABELL編曲のナンバー。テンポはだいぶ遅めだが、カウントから幕を開ける導入は「RYDEEN」そのもの。そこからラテンのテイストを取り入れ、ユニークなサウンドスケープを描く。
02ごめんなさいのKissing You
映画 『謝罪の王様』 主題歌に起用された6thシングル。ピコピコサウンドが楽しいアップ・テンポのラヴ・ソングで、男友達との食事に怒る彼に、ごめんなさいの代わりにキスするキュートな物語がシビれる。Shizuka、Ami、鷲尾伶菜がヴォーカルを担当。
03Diamond Only
メンバーが主演を果たした日本テレビ系深夜ドラマ『恋文日和』主題歌の8枚目のシングル。彼女たちならではのポップでカラフルなダンス・チューンで、夢見る人はそれぞれが光る宝石なんだ、というメッセージを力強く歌い上げる。
04A S A P
“as soon as possible(=できるだけ早く)”の略語をタイトルに冠した映画『女子ーズ』主題歌。軽快なギターのカッティングを軸にしたカラフルなサウンドに乗せて、好きで好きで仕方ない彼に“いますぐ会いにきて!”と伝えるポップ・チューンだ。
05Fancy Baby
武部柚那、川本璃がヴォーカルを務めたスタイリッシュなポップ・チューン。“気まぐれな彼”に翻弄される乙女心を歌っており、“Fancy Baby〜”のキャッチーなサビと高鳴る胸を音にしたようなハズむリズムが楽しい。
06サヨナラ
Shizukaと鷲尾伶菜の二人がヴォーカルを務めるミディアム・バラード。ピアノを中心としつつしっかりとビートを利かせたサウンドをバックに大切な人への別れを告げる切ないナンバーで、“こんなにも好きになりすぎてごめんね”のラストが切なく響く。
07未来へ
笑って話すキミのとなりにずっといられると思った……別れを迎え、それぞれ別の未来へ向かう二人を描いたバラード。明るめなサウンド同様、強がり半分ながら前を向く歌詞が印象的で、Shizuka、Ami、鷲尾伶菜のヴォーカルも見事。
08CHEWING GUM
作/編曲を手がけたCLARABELLのキュートなサウンドとキャッチーなメロディが楽しいポップ・チューン。胸の中で弾ける恋の気持ちを“CHEWING GUM”にたとえた歌詞がユニークで、Ami、市來杏香、武部柚那のヴォーカルも心地よい。
09クルクル
UHA味覚糖のCMソングに起用された7枚目のシングル。彼女たちらしいカラフルな魅力はそのままに、スタイリッシュなテイストを取り入れたアップ・チューンで、“クルクル”“ずっとずっと”など単語をリフレインさせた語感のいいサビに胸が弾む。
10I Heard A Rumour〜ウワサWassap!〜
英ポップ・グループのバナナラマが87年に発表し、世界的にヒットした楽曲の日本語詞カヴァー。テイストはオリジナルに近いが、EDMっぽい要素も取り入れ、サウンドも歌詞も現代的にアップデート。やはりキャッチーなサビの破壊力は抜群だ。
11恋のブギ・ウギ・トレイン
作詞・吉田美奈子、作/編曲・山下達郎でアン・ルイスが歌ったナンバーのカヴァー。原曲のAOR的なアプローチとは異なるが、スタイリッシュなテイストは残しつつハデめにアレンジ。ゆったりとしたサビのメロディが心地よく広がる。
12Winter Love〜愛の贈り物〜
Shizukaや藤井夏恋、武部柚那ら11人で歌い上げるウィンター・ラヴ・バラード。それぞれのソロはもちろん、全員でのサビでも表現力と高いスキルを感じさせる歌唱はさすが。大切なあなたに出会えた幸せをまっすぐに綴った歌詞に胸が熱くなる。
13約束の場所
アコースティック・ギターを中心にしたハートウォームなサウンドに心洗われるミディアム・チューン。学生時代のさまざまな思い出を振り返る歌詞とちょっぴりセンチメンタルなメロディの親和性は抜群で、シンプルなアレンジも好印象。
14Follow Me (COLORFUL ROCK)
サマンサタバサのCMソングとして人気を集めた3rdシングルのリアレンジ・ヴァージョン。ブンブンと鳴るボトムを若干控えめにして、ギターを前に出すことでダイナミズムをさらに追加。曲が持つフレッシュな魅力がより引き立っている。