ミニ・レビュー
10巻目となった“教授”完全監修の音楽全集CDシリーズのテーマとは“映画音楽”。欧米の作品を中心に坂本龍一は映画のなかで映像と一緒に流れる厳選24曲を選びだした。楽曲解説、映画音楽史などとともに“教授”を中心とした座談会などを収録したブックレットの価値も素晴らしい。ただ価格は?
ガイドコメント
坂本龍一総合監修による音楽の百科事典“コモンズ・スコラ”シリーズの第10巻。テーマは映画音楽で、映画の魅力である劇伴について解説。『1900年』や『ストーカー』など、坂本龍一ならではの選曲で楽しめる。
収録曲
01「ナポレオン」より (アルトゥール・オネゲル)
02映画の一場面の伴奏音楽 作品34 (アルノルト・シェーンベルク)
03「キング・コング」より (マックス・スタイナー)
04「舞踏会の手帖」より (モーリス・ジョベール)
05「潜水艦轟沈す」より (レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ)
06「嵐の青春」より (エーリヒ・ウォルフガング・コルンゴルト)
07「ジェーン・エア」より (バーナード・ハーマン)
08「美女と野獣」より (ジョルジュ・オーリック)
09「我等の生涯の最良の年」より (ヒューゴー・フリードホーファー)
10「欲望という名の電車」より (アレックス・ノース)
11「道」より (ニーノ・ロータ)
12「エデンの東」より (レナード・ローゼンマン)
13「ホゼー・トレス」より (武満徹)
14「アラモ」より (ディミトリ・ティオムキン)
15「軽蔑」より (ジョルジュ・ドルリュー)
16「気狂いピエロ」より (アントワーヌ・デュアメル)
17「男と女」より (フランシス・レイ)
18「冒険者たち」より (フランソワ・ド・ルーベ)
19「アラビアンナイト」より (エンニオ・モリコーネ)
20「1900年」より (エンニオ・モリコーネ)
21「ストーカー」より (エドゥアルド・アルテミエフ)
22「ブルー」より (サイモン・フィッシャー・ターナー)
23「アメリカン・ビューティー」より (トーマス・ニューマン)
24「ソラリス」より (クリフ・マルティネス)
仕様
特殊パッケージ仕様 (豪華ハードカバーブック仕様)