ミニ・レビュー
スキッと明晰、かつ計算づくのラヴェルの音楽。それと坂本龍一の音楽に、ある種の同一性を感じる人は多いかもしれない。そのラヴェルへの思い入れを坂本が、時に専門的に、時に音楽ファンのごとく語る。対談も選曲も演奏の選択も、ことごとく興味深い。
ガイドコメント
坂本龍一が監修したジャンルを超えた音楽全集“スコラ”シリーズの第4巻。前作のドビュッシーに続き、同時代のフランス近代音楽の推進者、ラヴェルに焦点を当て、刺激に満ちたその魅力を解析していく。
収録曲
ラヴェル:
01水の戯れ
02弦楽四重奏曲ヘ長調〜第1楽章 アレグロ・モデラート・トレ・ドゥー
03ソナチネ〜第2楽章 メヌエット
04博物誌〜第1曲 孔雀
05夜のガスパール〜第1曲 水の精
06ハイドンの名によるメヌエット
07マ・メール・ロア〜妖精の園
08ダフニスとクロエ〜第3部より日の出
09ステファヌ・マラルメの3つの詩〜第2曲 むなしい願い
10ヴァイオリンとチェロのためのソナタ〜第1楽章 アレグロ
11ピアノ協奏曲ト長調〜第3楽章 プレスト
12ボレロ
仕様
特殊パッケージ仕様 (豪華ハードカバーブック仕様)