ミニ・レビュー
ピリオド楽器による日本の団体チパンゴ・コンソートと鬼才オノフリによる、ユニークなプログラミングのコンサート・ライヴ。高い集中力と独特の語り口は、鮮烈な印象を残すもの。聴きものの森麻季との顔合わせでは、彼女の美しく完璧ともいえる歌唱をしっかりとサポート。
ガイドコメント
イタリアのバロック・ヴァイオリニスト、オノフリが日本の古楽奏者たちと共演した2009年の日本公演を収録。ゲストにソプラノの森麻季を迎えたヴィヴァルディの歌劇「ファルナーチェ」ほか、バロックの真髄を聴かせている。
収録曲
01合奏協奏曲第1番ニ長調op.6-1 (コレッリ)
02歌劇「ファルナーチェ」RV.711〜すべての血管を凍えるような血が (ヴィヴァルディ)
03ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」より「四季」-ヴァイオリン協奏曲へ短調「冬」op.8-4 RV.297〜第2楽章/第3楽章 (ヴィヴァルディ)
04合奏協奏曲第3番ホ短調op.6-3 HWV321〜第1楽章 (ヘンデル)
05オラトリオ「時の悟りの勝利」HWV46a〜神によって選ばれた天の使者よ (ヘンデル)
06弦楽器と通奏低音のためのシンフォニア ト長調RV.149 (ヴィヴァルディ)
07セレナード第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 (モーツァルト)
083つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調〜カノン (パッヘルベル)
演奏
エンリコ・オノフリ(VN,指揮) チパンゴ・コンソート (2)(5)森麻季(S)