安室奈美恵 / コンセントレイション20

ミニ・レビュー

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収録曲

01コンセントレイション20 （メイク・ユー・オールライト）

ラップではじまるブラック・ミュージック調ナンバー。唸るようなギターの音色が心地よく耳に残る。ズシリと重みのあるサウンドながら、安室奈美恵の高い表現力とクールさを兼ね備えたヴォーカルが重なると、何気ない日常シーンを描いた詞も深みを増すよう。

02ビー・w／z・ユー

力強い打ち込みサウンドによる、ロック・ビートを刻んだミディアム・テイスト・ナンバー。恋する思いが届くことなく終わってしまったという切ない詞を、安室奈美恵のヴォーカルがポジティヴで力強く歌い上げている。

03クローズ・ユア・アイズ、クロース・トゥ・ユー

インストゥルメンタルかと思わせるほど長く疾走感あふれるイントロが印象的な、ユーロ風デジタル・ロック・チューン。タフなビート・サウンドに対し、無表情なメロディ・ラインというミスマッチがクールな効果を生んでいる。

04ミー・ラヴ・ピース!!

彼女が生まれ育った沖縄の南国ムードを思わせるスカ・ビートに、伸びやかで力強いヴォーカルが見事にマッチして、慌ただしい日常や都会の喧噪を忘れさせてくれる。砂浜でトロピカルドリンクを飲みながら聴きたいレゲエ風ナンバー。

05ノー・コミュニケイション

プロデューサー小室哲哉のサウンド・カラーが色濃く反映されたダンス・ポップ・ナンバー。ビートを効かせた軽快なテンポのメロディ・ラインに、安室奈美恵のキュートなヴォーカルが存分に堪能できる。アクセントの激しいギターの音色も効果的。

06ア・ウォーク・イン・ザ・パーク

暖かい陽射しに包まれるようなサビが爽快なデジタル・ロック調ナンバー。サンライズを思わせるギター・リフと高揚感あるシンセが融合していく長めのイントロが、曲にハクをつけている。小室哲哉がコーラスで参加。

07トゥ-デイ

コンテンポラリーなAORテイストのメロウな楽曲。何気ない毎日でふと立ち止まった瞬間、充実感の中に垣間見られる寂しさを綴った大人っぽい詞も印象的。クールな色気を感じさせる彼女のヴォーカルがよく映えるナンバー。

08ストーム

m.c.A・T作詞、富樫明生作曲の本格的なラップ・ナンバー。恋に落ちていく自分自身に戸惑っている様子を綴った詞が可愛らしい。表情を出しにくいラップを絶妙に演出しているのは、彼女の豊かな表現力の賜物。間奏に入るピアノの音色が新鮮。

09ウィスパー

タイトル通りの囁くようなサウンドから、激しいデジタル・ロックに一変する楽曲構成がクール。安室奈美恵の真骨頂ともいえる、女性的でありながらも力強いエネルギーを放出するヴォーカル・ワークが、体感できるナンバー。

10キャン・ユー・セレブレイト?

ゴスペル調のコーラス、美しいストリングス、情感あるピアノ・サウンドに、紡いでいくようなヴォーカルが光るバラード。今やウェディング・ソングとしても絶大な人気を誇る安室クラシックともいえる代表曲。

11アイ・ノウ…

エレクトリックな響きが印象的なインストゥルメンタル。摩訶不思議な世界をさまようのではなく、目的地をしっかり目指しながら進んでいるようなポジティヴなサウンド・メイクは小室哲哉によるもの。独特のテクノ風ピコピコ・サウンドが魅力的。

12ハウ・トゥ・ビー・ア・ガール

灼熱の太陽が似合うような、明るくタイトなダンス・ナンバー。“思い出って言葉キライ”“すきなのはあなたのくちびる”という小悪魔的なフレーズが、艶のあるヴォーカルにマッチ。ラストの“ていうことは……XXXXXXX”のインパクトが強烈！

仕様

CDエクストラ

アーティスト

安室奈美恵
1977年9月20日生まれ、沖縄県那覇市出身のシンガー。15歳の時にスーパーモンキーズの一員としてデビュー。95年の「TRY ME～私を信じて～」で本格的なソロ活動へ移行すると、「CAN YOU CELEBRATE?」などのヒットを重ね、“……

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$[インタビュー]　文坂なの \$