ミニ・レビュー
ショパンを弾く時のテンポ・ルバートはここにはない、と帯にあるが、作品にまっすぐに向かい、ストレートにしかしニュアンス豊かに紡がれていくバッハやメンデルスゾーン。第一人者と言われたフランク作品では、壮大な世界が繰り広げられていく。彼はやはり真の巨匠だった。
収録曲
01組曲ト長調 (パーセル/A.M.ヘンダーソン編) (ピアノ編)
02オルガン協奏曲ニ短調BWV596 (原曲-ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ニ短調RV.565) (J.S.バッハ/コルトー編) (ピアノ独奏編)
03ピアノ協奏曲ヘ短調BWV1056〜第2楽章ラルゴ (J.S.バッハ/コルトー編) (ピアノ独奏編)
04厳格な変奏曲op.54 (メンデルスゾーン)
05無言歌集第1巻op.19-1ホ長調 (メンデルスゾーン)
06前奏曲、コラールとフーガ (フランク)
07前奏曲、アリアと終曲 (フランク)
086つのエチュード集〜op.52-6 ワルツの形式で (サン=サーンス)
録音
(1)1937.10 (2)(3)(4)(5)1937.5 (6)1929.3 (7)1932.3