ミニ・レビュー
チュニジア出身のビスミュートは、西洋音楽の記譜法ではカヴァーできない民俗音楽特有の“訛り”のようなものを表現する術に長けており、特にエネスクでは随所で面白い効果を上げている。「ツィガーヌ」ではリュテアル機構付きピアノを使用。ツィンバロンのような響きに彩られ、エスニック度がさらに上昇!
収録曲
[Disc 1]
01ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番op.25 (エネスク)
02幼年期の印象op.28 (エネスク)
[Disc 2]
01ツィガーヌ〜ヴァイオリンとリュテアルのための演奏会用狂詩曲 (ラヴェル)
02ラ・ヒターナ (ジプシーの女) (クライスラー)
03ジプシー奇想曲 (クライスラー)
04ウィーン奇想曲 (クライスラー)
05美しきロスマリン (クライスラー)
06愛の悲しみ (クライスラー)
07昔日の流行歌 (ルフラン) (クライスラー)
08アルベニスの「タンゴ」 (クライスラー)
09グラナドスの「スペイン舞曲」 (クライスラー)
10ファリャ「はかなき人生」のスペイン舞曲 (クライスラー)
11ギリシャ民謡による組曲〜ヴァイオリンとピアノのための (ラヴェル)
演奏
パトリック・ビスミュート(VN) アンヌ・ガエルス(P)