ミニ・レビュー
フランスでフランス人指揮者として独自の境地を築き上げてきたクリヴィヌが、昨年(2017)秋に音楽監督に就任したフランス国立管を駆っての録音。リヨン管、ルクセンブルグ・フィル、そして今回が3度目の十八番プログラムだ。オケの能力と指揮者の深まり具合が上手くバランス、高音質盤も寄与。★
ガイドコメント
クリヴィヌが2017年9月から音楽監督に就任したフランス国立管との初録音は、クリヴィヌが得意とするドビュッシー。「海」も「映像」も二度目の録音。「海」はオリジナル版から第3部のファンファーレ部分も収録している。
収録曲
ドビュッシー:
01交響詩「海」 (3つの交響的エスキス) (1909年版)
02管弦楽のための「映像」
03交響詩「海」 (3つの交響的エスキス)〜第3楽章 風と海との対話-終結部 (ファンファーレ付) (1905年版)
演奏
エマニュエル・クリヴィヌ指揮 フランス国立管弦楽団