浮気性でウソつきな“あなた”に向かって“IMPOSSIBLE（ありえない！）”を突きつけるリリックがキュート。R＆B、ロック、ポップスのテイストをバランスよくレイアウトしたサウンドもソツがない、アルバム『Destiny Line』のオープニング・ナンバー。

懐かしくノスタルジックなメロディと、“会えないさみしさ”を叙情的に描き出した歌詞がひとつになり、シンガーとしての幅広い魅力をうまく引き出している。アコースティックなテイストを取り込んだアレンジも、彼女にピッタリだ。

鳥のさえずりからスタートする、爽やかでちょっと切ないポップ・チューン。ずっとずっと愛してるから、いつかまた会える日が来ることを信じている……そんな健気な女性像も、意外と（？）似合っていて、可愛い。

ガムランっぽい効果音を交えたトラックが、どこかエキゾティックなムードを漂わせるミディアム・ダンス・チューン。妖しく絡み合うコーラス・ワーク、美しいセクシャリティがゆっくりと広がっていくヴォーカリゼーションも深く印象に残る。

カルチャー・クラブの絶頂期を代表する名曲のカヴァー。ソウル・ミュージックの要素をたっぷりと含んだ原曲に対し、CMJKは2000年代テクノ・サウンドのエッセンスを施して、新たにポップなダンス・チューンとして仕立て上げている。

テクノ〜ドラムンベース系のリズムに裏打ちのギターを乗せたトラックと、歌謡曲的ムードを含んだメロディがひとつになったユニークなナンバー。個性的な音楽アプローチとカラオケ対応のわかりやすさがしっかりと同居している。

チープ・シックな打ち込みビートやギザギザに尖ったエレクトリック・ギターに、どこか無機質な印象を与えるメロディ・ライン。80年代ニューウェイヴの空気を感じさせるミディアム・チューンで、間奏では三味線っぽい音も登場する。

彼女自身が初めて作詞・作曲に参加したというバラード。豊かな響きを持ったストリングスとクールなトラックが融合し、切ない恋愛感情を描き出す歌詞や寂しく震えるメロディ・ラインを美しく映し出している。