ミニ・レビュー
広瀬量平と17世紀フランス音楽という、リコーダー奏者でなければ奇異に感じるかも知れない組み合わせ。熟練の二人による“対話”が、この楽器で出せる最良の響きで、二つの世界を結んだ。ヤマハ製バス・リコーダーの太い響きを中心に据えたリコーダー2本だけの音は、驚くほど深い振幅で聴き手に迫る。★
収録曲
01対話 (モンテクレール)
02オード1 (広瀬量平)
03オード2 (広瀬量平)
04ファンタジー (L.クープラン)
05エール「人知れぬ苦しみに」 (クールヴィユ)
06エール「天の示すままに」 (ゲドロン)
07エール「いかなる望みのあろうものか」 (ゲドロン)
08ドゥオ (L.クープラン)
09エール「我が眼よ、もはや望んではならぬ」 (ボエセ)
10エール「アムール、汝のバラには棘が」 (ボエセ)
11エール「かわいい私の羊飼いさんは」 (ランベール)
12プレリュード (ヴィゼー)
13エール「春の甘い魅力」 (ランベール)
14エール「日ごとのあなたのつれなさは」 (ランベール)
15シャコンヌ (ヴィゼー)
16エール「秘密の炎」 (ランベール)
17エール「何をしてる シルヴィー」 (ランベール)
18エール「語りしは、そなたの魅力のみ」 (ランベール)
19プレリュード (マレ)
20リュリ氏のトンボー (マレ)