ミニ・レビュー
タイトル通り、2本のヴァイオリン(ヘンデルの第2パートはヴィオラ)のための作品集。二人は録音当時30歳前後、まさに上り坂にあった名手たちによる丁々発止の演奏。美音をたっぷりと鳴らすスタイルで、ゆえに名技性に満ちたヴィエニャフスキとシュポアが聴きごたえ十分。
ガイドコメント
パールマン、ズーカーマンのユダヤ・ゴールデン・コンビによる極上のデュオが味わえる逸品。ある時は妖艶に二挺のヴァイオリンが絡み合い、ある時は緊張感を漂わせて対話する、音楽の喜びが横溢する一枚だ。
収録曲
012つのヴァイオリンのためのソナタ第5番ホ短調op.3-5 (ルクレール)
02エチュード・カプリースop.18〜第1番 ト短調 (ヴィエニャフスキ)
03エチュード・カプリースop.18〜第2番 変ホ長調 (ヴィエニャフスキ)
04エチュード・カプリースop.18〜第4番 イ短調 (ヴィエニャフスキ)
05パッサカリア ト短調HWV432 (ヘンデル)
06デュオ・コンチェルタンテ ニ長調op.67-2 (シュポア)
演奏
イツァーク・パールマン(VN) ピンカス・ズーカーマン(VN,(5)VA)