ミニ・レビュー
ともにマンハイム音楽大学大学院で学んだ男女ピアノデュオ。収録曲はすべて管弦楽でも演奏されるが、ピアノ一台でも巨大な世界を描く。「山の魔王の宮殿にて」は特に聴き物。ブラームスの歌謡性、ドビュッシーの独特の色彩感、スメタナのピアノならではの流れの表現。とにかく全編、豊麗な響きに惚れる。
収録曲
01ペールギュント第一組曲op.46 (グリーグ)
02ペールギュント第二組曲op.55〜4.ソルヴェイグの歌 (グリーグ)
03ハンガリー舞曲 (ブラームス)
04牧神の午後への前奏曲 (ドビュッシー/ラヴェル編)
05「我が祖国」〜第2曲 モルダウ (スメタナ)
演奏
ピアノデュオ ドゥオール(藤井隆史,白水芳枝(P))