ミニ・レビュー
16世紀にはすでに姿を消し始めていたという小型卓上型のオルガンとヴァージナルにルネサンスハープを加え、英国王宮で楽しまれていたであろう響きを再現。オルガンとチェンバロが箱庭サイズに凝縮され、ハープが背後でたおやかに情景を作るその音は、何ともインティメイト。浮世離れの夢に耽る心地だ。★
収録曲
01さらば、わが喜び (クーパー)
02あなたはどこに、愛しい人 (作者不詳)
03コンソート第9番・第10番 (作者不詳)
04美しき細身の女 (作者不詳)
05ヘンリー8世王のパヴァーン (作者不詳)
06ガリアード (作者不詳)
07コンソート第21番 (作者不詳)
08わたしは養父 (クーパー)
09 (「わたしは養父」による変奏)
10寸は短く (作者不詳)
11 (前奏)
12わたしは恋する、恋されることなく (作者不詳)
13若き日に (英国王ヘンリー8世)
14おやすみなさいのグラウンド (作者不詳)
15コンソート第16番 (英国王ヘンリー8世)
16アン・グラウンデル (或るグラウンド) (作者不詳)
17マスク (アシュトン)
18ラ・ミ・レの調べで (プレストン)
19カリー婦人の悲しみの踊り (作者不詳)
20ホーンパイプ (アシュトン)
演奏
アンサンブル・タスト・ソロ(ダヴィド・カタルーニャ(ハンマー式クラヴィシンバルム) アンジェリーク・モイヨン(ルネサンスハープ) ギルレモ・ペレス(オルガネット,指揮))